Air place 後書き――Last Regret


 2005/01/06 TVアニメ『Air』放映開始

 そんな電波を受け取ったのが12月の半ば
 Eternal Piece revisionの時にも書きましたが、僕にとって1月6日は特別な日で
 Kanonと同じKeyの作品であるAir
 何故かその2つを混ぜたSSを書いたことがあったので、今回もそれの修正という形で公開させていただきました

 今回の作品は以前、きこうしRのサイトにアップされていた物です
 このサイトの開設より前で、僕が書いた作品の中で初めてネット上にアップされた物にもなります
 ただ、今はそのきこうしRのサイトは休止しており、アップされていたデータも削除されているので
 実は許可取ってなかったりするけど、別に良いかなーとか

 それ以前に今回、題名こそ同じなのですが
 気が付けばテキストファイルにして42KB程度だった物が、58KBまでふくれあがりました
 修正に当たって、16KB……8000文字近くが加筆されたことになります
 それに伴い、前半部分は話の流れの整理から始まり
 後半部分にしても、ほぼ全面に渡って書き直しとなっています
 さすがに3年半ほど前の作品だと言うこともあり、また、作風が固まりだしたのがこの後のSS本時代だったこともあり
 根本の展開は同じだとしても、単純な修正と言うよりはリメイクに近く
 ……まぁ、いいよね、と


 今回の話はそもそも、舞の魔物と会話が出来るキャラは誰か居ないかな、と言うところから始まったネタでした
 ただ、それがKanonのキャラ達の中では、妥当なキャラが見当たらず
 Airの主人公、国崎往人に白羽の矢が立ったのでした
 それからKanonキャラ総出演になったのは、ただ単に栞が書きたかったのと、秋子さんで纏めれそうだったのと
 そんな所だったはず、です

 当時の後書きを見直すと、栞と佐裕理さんの描写に困ったと書いてあります
 栞は、この本編直前の時期の精神状態が掴みにくい、とのことだったのですが
 その辺りは今回でも変わらず、いつもの栞になってます
 佐裕理さんは食事風景がって話だったけど……カットしてるよね、今回

 逆に書きやすかったと書いてあるあゆが、今回の最大の問題でした
 以前のあゆの設定と、実際にあゆにあったときの反応と
 その辺りが不自然に見えて、書き直したせいだと思うのですが
 じゃあどうするとなると、やっぱり詰まるわけで
 Kanonの根幹にいるからこそ、逆に難しいと思えるようになったんですね
 以前はただの不思議キャラ扱いしてた感じだからなぁ……

 何にしても、一番苦労したのが主人公、国崎往人であることは間違いないのですが
 なんだかんだでKanonとAirだとやった回数が全然違うからなぁ……
 すでに忘れていた設定を思い出すために、一度Airをやり直したりしましたよ
 そして気が付くと、以前のバージョンで間違えていた設定も発見
 ……その程度の思い入れでSSを書いてたのって一体……


 そして何より、各章のサブタイトル
 これは全て、KanonのBGMの曲名から取っています
 当時は全部聞いて、その章のイメージに合いそうな曲を選んでいました
 今回はそうはいかなかったので、曲名はそのままですが
 英題の方は元々自分で適当に付けた物で、今回そっちはちょこちょこといじりました
 前はやたらとofが多かったからなぁ……
 ただ、単語はともかくとして文法を忘れてるのが困りもの
 やっぱりどれか間違ってるかもなぁ……まぁ、気にしないで


 と、そんな感じで
 今回は修正量が半端じゃないので、さすがに元バージョンはアップしません
 きっとこのまま闇に葬られるでしょう

 それでは、始まりから約6年の歳月を経て
 今なお、僕の中で礎となっているKanonと言う作品
 そして、約4年半の歳月を経てアニメ化されたAirと言う作品へ
 自分なりの、敬意を示して……
2005/01/06
トゥクス・ウィム

inserted by FC2 system