おかえり


 ふと、辺りを見回す。
 どことなく、殺風景な部屋。
 ついさっきまで、明るかったのに。
 ついさっきまで、笑えていたのに。
 急に不安が吹き出してくる。
 まるで、自分1人だけが取り残されているような。
 そんな感覚が、私を苛む。

 何が足りないんだろう。
 何が欠けてるんだろう。
 答えは、とっくにわかっているけど。
 今は届かないことも、わかっているから。

 部屋の窓から外を見る。
 空は雲一つなく晴れ渡って。
 それだけが、せめてもの救い。
 いっそ雨でも降れば、口実にはなったのかも知れないけど。

 やがて、日は落ちる。
 本当の闇に包まれる。
 だから、その前に。
 一言だけ。

「……おかえり」
「ただいま」

 それだけでまた、光が射す。

「おかえりなさいませ、ご主人様」
 ……そうじゃない

 そんなわけで、なんだか久々に書いたような、と
 おかげでなんか変な感じ
 別に暗いのが書きたかったわけじゃないんだけど
 気が付くとこんな事になっていたり
 リハビリが必要なのか、題材の問題なのか
 発想元は最近の状態って事でメイド居酒屋とクラナドだったりなのに
 それから題名とオチだけ決めたら、中身はこんな風
 ……まぁいいや

 どっちにしても、リハビリはしよう

inserted by FC2 system