羽
どこまでも高く。
どこまでも蒼く。
ただひたすらに、果てしなく。
そんな空を、ずっと眺めていた。
包まれている安心感。
それも、過ぎれば圧迫感に変わる。
でも、空は果てしなくて。
僕には、斬りつけるための羽も無かった。
視界を横切っていく影。
大空に舞う鳥達。
その羽で空に挑み、その場所を勝ち取って。
それでも、その上にまだ空は続く。
遠い空は、いつもそこにあって。
全ての者を待っているようにも見える。
羽があれば、僕にも戦えただろうか。
それ自体が、遠い夢であっても。
ひらひらと、羽が舞い降りる。
さっきの鳥の物だろうか。
空と戦い、破れた欠片。
その想いを、そっとしまいこんだ。
僕はまだ、空に届かない。
だからこそ、その想いを受け取る。
いつか、そこに辿り着けるまで。
自分の羽で、羽ばたけるようになるまでに。
某アルバム情報公開記念
羽も、好きと言いつつ自分で何も書いてなかったので
とりあえず、それだけをイメージして書くとどうなるのかなぁと
しかし僕にしては珍しく攻撃的のような
まぁ、「斬りつける」の1語ぐらいな物だろうけど
てか、羽と空とが切り離せなかったから、あんまり空寄りにならないようにって考えたらそうなってた様な
……要は、適当