「さようなら、大好きだった人」


 出会いの数だけ別れがある。
 そんな言葉は、いろんな所から聞こえてきてた。
 でも、その言葉の意味は、ずっとわかっていなかったんだ。
 ずっと続くと、信じていたから。
 私達だけは、絶対に。


 どうしてこんな事になったんだろう。
 今でも悩むことがある。
 あの時、こうしていたら。
 その時、そうなっていたら。
 だけど今、ここで「もしも」を考えても意味はない。
 時間が戻ることだけは、絶対にない。


 何かに出会うたび、私を縛る物が増えて。
 別れるたびに、それが解かれる。
 でも、解かれる前に別れてしまったら、どうすればいいんだろう?
 私はいつまで、その荷物を背負っていけばいいのだろう?


 多分、まだしばらくは捨てられない。
 もっとたくさんの出会いを経て。
 同じだけの別れを経て。
 そうしたなら、いつか誰かが解いてくれるだろうか。
 今はまだ、それもわからない。


 ただ、なにがあっても。
 私には、前に進むことしかできないから。
 たった1つ。
 伝えなければいけない言葉。

「さようなら、大好きだった人」

 そうして、1つの物語が幕を閉じる――

 なんかテレビをふと見た時に、ちょうど映画のラストシーンで
 適当に見てたら思い出した言葉なんだったり
 確か元ネタはONE……なんでふと思い出すかな

 そんなわけで、内容はパクリ一歩手前みたいな感じで微妙なんですが割とお気に入り
 まぁ、元ネタを気に入ってるんだから当たり前か

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