モンコレ第7回全日本選手権店舗予選おまけ


 そんなわけで結局、目の前でG.Uさん、えんぴさん、showさんが抜ける図を見てきたわけですが
 その人達の突破デックの特徴として、「自分らしいデック」と言うのがあると思うんですよ
 ……いや、実はG.Uさんのデック傾向ってさほど知らないんだけど
 えんぴさんも、まさに「他の人には使えなさそうな」尖ったデックだし
 showさんに至っては、去年の全国大会から積み重ねてきたデックだし
 なんだかんだ言ってもダロゲーが全てではないし、それすらも上積みとして成長したデックだからこそ
 使い手の期待に応えて、予選を突破するだけの力になるんだなぁと思ったりです

 さてそこで、自分のデックはどうだったのか
 まずはホワイトバッジで使ったブラッド崩れ
 構築、運営共に割と自分に馴染む物ではありますが、結果は振るわず
 今となって見てみると、ブラッドとして使ったときに比べてギミックが増えた分、デックの突破力が無くなったのかなと少し反省
 デック自体が現行のメタといまいち噛み合わず、それの対策を考えて結果として崩れた形か
 悩みすぎて崩れる、ある意味では自分らしい形で失敗した形ではあるのかも

 そして、FBで使ったレッドキャップデック
 前日に即興で組んだ割には好成績
 実は、残虐王を使うデックはこれでまだ2回目なのですが
 重そうなギミックをいっさい排除して、ユニット力ごり押し40体
 この辺の潔さが、結果にも繋がったのかなと

 ただ、このレッドキャップデック
 当日の6回戦を使い切るまでは、余り気乗りしていませんでした
 どうしても、前日に即興で組んだデックだったし
 僕が使うデックじゃないんじゃないかなと思ったりもして
 それでも、実際に使ってみると、そこは自分で作ったデックで
 6回戦を戦うと非常に疲れはするものの、意外と面白く
 なんだかんだで、自分で組めば割と馴染む物なんだなと思ったり


 で、終わってから、他人のレポや日記をちょこちょこ読むわけですよ
 そこで引っかかったのが、ミヅノカケルさんの日記に書かれていた言葉
「自分の得意なデック」
 確かに、抜けた人達を見ると間違いなくそんなデック
 だったら、僕のレッドキャップはどうだったんだろうか
 あんまり得意な自覚はないけど、結果は良かった
 ただそもそも、自分の得意なデックがなんなのか、それ自体の自覚がない
 そんなわけで、こんな文を書いてみようと思った訳なのですが

 例えば、前日の調整で、ポチのデックなんかを見てると思うわけですよ
 ポチの場合はずっとプラント歌姫デックを使っている事もあり、とにかく守る
 シャドウマスターなジュドーデックに、強靱の薬やプロテクションが入っている辺りでも実感できる
 後は真珠竜や金剛石などの構築済デックをほとんどそのまま使用するなど、とてもオーソドックスなデックを好んだりもする
 今回は同タイプが強いためどうしてもメタられる中、資産の関係で中途半端になったせいか、あまり結果は良くなかった様だけど
 それでも、らしさが見えるのは良いと思うのです

 そこで、僕らしさとは何か
 普段使っているデックは、いわゆるネタデックと呼ばれる物が多い
 現在の常駐デックだとマインドジャマー、リトルグレイ、親指姫、ドリアンキッドなど
 そしてその構築は、特定のカードを活かすと言うよりも、その特定のカードが絡まないと何も出来ないようなデックがほとんど
 だから、この辺りのデックは大会では使えない
 構築時の最終的な目的が勝ち以外にある事が多く、真剣勝負の場では相手に対して失礼だとさえ言える可能性もあるから
 だから、大会時には大会用のらしさを求める
 そこがまず、らしさが揺らぐ理由なのかも知れないけど

 さて、そこで大会用デックや、他の手持ちのデックを見てみる
 過去に大会用として組んだのは今回の2つに、ケンタウロスシルクとブラッド
 で、それ以外の手元のデックで、割と戦えると見てるのが投擲オークと4式弓ウォルフ
 どれも素直に強そうなデックとも見れるけど、とりあえず気が付いたのが1つ
 それは、どれも先攻を取りに行く、もしくは先攻を取れると嬉しいデックである事
 ネタデックだと過対抗(敢えて重対抗とは言わない)ドリアンとかあって、対抗デックが苦手なわけではない
 ただ、それ以上にMC2からずっと使い続けてきたネタのマインドジャマーが普通タイミングであり、その関係か普通タイミングを好むのは間違いない
 そしてケンタウロス、ブラッド、投擲オーク、レッドキャップと、普通タイミングの特殊能力を多用するデックが続く
 ……ここか? ここなのか?
 これが大会時の自分らしさなんだろうか

 少し考えてみる
 今回のブラッド崩れやレッドキャップを使っていて、一番楽しかった瞬間は何だろうか
 特にレッドキャップ……残虐アタックを撃つのが楽しかったのだろうか
 多分、そうじゃない
 残虐アタックを仕掛ける前の、殺し屋の吹き矢
 そして、レッドキャップの剣士等で取り巻きをカットした後の蜻蛉切り
 そうやって、先攻普通タイミングで仕掛ける色々な特殊能力が、一番楽しかったんじゃないだろうか
 結局、レッドキャップで楽しかったのは残虐王じゃなくて、その取り巻き達だったんじゃないだろうか
 もちろん、勝つためにはそこから残虐アタックも考えて動くんだけど
 先手を取って、攻撃以外の手段から入って、そこから対抗
 もしくは相手の対抗をスルーして、もう一度特殊能力を仕掛け直す
 それが自分の好きな形なんじゃないだろうかと、確信はないけど思ったり

 もちろん、そこに辿り着いたのには他の理由だってあるはず
 特にカード資産の関係は大きくて、使ってみたいけど使えないカードだってあった
 その中で、自分の形を出すために選んだ答えなのかも知れないけど
 ともかく、そうやって自分で考えた答えだからこそ
 1つの形として、こうやって残ったんだと思ってみる


 まぁ、そんなわけで
 なんだかんだでレッドキャップは気に入ったので、常駐デック入りをするかもです
 こうやって、1つ1つ形を積み上げて
 自信を持って自分の形だと言えるデックが作れれば、もう一回り強くなれる、かな?

 ……僕の場合はプレイングよりも構築が課題なんだろうなと思ってたりするし、ね

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